世界一周航空券と聞くと、何週間、何カ月も日本へ戻らず、そのまま世界を一周する航空券だと思っていました。
でも、仕事や家族の予定があると、長期間続けて旅行するのは簡単ではありません。
私たちも一度に長い休みを取ることができなかったため、世界一周航空券を夏と冬の2回に分けて利用しました。
途中で一度日本へ戻り、数カ月後に旅を再開しています。
今回は、実際にどのようなルートを組み、どのように日本での滞在期間を挟んだのかをまとめます。
※この記事で紹介するのは、マイルを使った特典航空券ではなく、スターアライアンスの世界一周航空券です。

世界一周航空券は一度に使い切らなくてもよい
スターアライアンスの世界一周航空券は、すべての区間を休みなく続けて旅行する必要はありません。
公式案内では、世界一周の旅程は同じ国で開始・終了し、太平洋と大西洋をそれぞれ横断することなどが定められています。
また、旅程は原則として出発から1年以内に収める必要があります。
そのため、途中の都市で長い滞在期間を設ければ、数カ月空けて次の区間へ進む旅程を組むことも可能です。
私たちはこの仕組みを利用して、世界一周航空券を夏と冬の2回に分けました。
私たちが利用した全体のルート
世界一周航空券に含まれていた全体のルートは、次のとおりです。
福岡
→羽田
→ニューヨーク
→ローマ
→イスタンブール
→成田
〔日本で数カ月滞在〕
→羽田
→ジャカルタ
→シンガポール
→クアラルンプール
→成田
→羽田
→福岡
成田と羽田の間は、飛行機ではなく自分たちで地上移動しました。
最初の旅行では、ニューヨークとローマを訪れました。
その後、イスタンブールを経由して成田へ戻り、数カ月後に羽田からジャカルタへ向けて再出発しました。
前半の旅行は成田で一区切りとし、後半の旅行は羽田から再開しています。
前半はニューヨークとローマ
前半の旅程は次のとおりです。
福岡→羽田→ニューヨーク→ローマ→イスタンブール→成田
お盆休みを利用したため、ニューヨークに2泊、ローマに3泊という短い旅行でした。
「世界一周」と聞いて想像するような、何カ国もゆっくり回る旅ではありません。
それでも、太平洋を渡ってニューヨークへ行き、さらに大西洋を渡ってヨーロッパへ進みました。
ローマからはターキッシュエアラインズを利用し、イスタンブール経由で成田へ戻りました。
ただし、ここで世界一周航空券の旅程が終了したわけではありません。
前半の旅行を成田でいったん止め、数カ月後に羽田から残りの旅程を再開しました。

福岡へ戻る航空券は別に手配
私たちの世界一周航空券の出発地点は福岡でした。
前半の最後に世界一周航空券を使って福岡まで戻るのではなく、成田でいったん旅行を区切りました。
成田到着後は自分たちで羽田へ移動し、羽田から福岡までの航空券を別に手配して自宅へ戻りました。
後半を始めるときも、福岡から羽田までの航空券を別に用意し、羽田から世界一周航空券の利用を再開しています。
つまり、世界一周航空券では前半に成田へ到着し、数カ月後の後半は羽田から出発した形です。
途中で福岡へ戻るために利用した、
- 羽田から福岡
- 福岡から羽田
の2区間は、世界一周航空券には含まれていません。
後半は東南アジアへ
後半の旅程は次のとおりです。
羽田→ジャカルタ→シンガポール→クアラルンプール→成田→羽田→福岡
年末年始の休みを使い、前半とはまったく違う地域を旅行しました。
ジャカルタは乗り継ぎのみで、シンガポールとクアラルンプールに滞在しました。
クアラルンプールから成田へ戻った後は、自分たちで成田から羽田へ移動しました。
そして最後に、世界一周航空券に含まれていた羽田―福岡便を利用しました。
出発地点だった福岡へ戻り、ここで世界一周航空券の全旅程が終了しました。

2回に分けてよかったこと
最大のメリットは、長期間の休みがなくても世界一周航空券を利用できたことです。
私たちの場合、前半と後半をそれぞれ短い旅行にしたことで、夫の仕事の休みに合わせることができました。
また、一度自宅へ戻れるため、荷物や服装を入れ替えられたのも便利でした。
夏のニューヨークとローマ、冬のシンガポールとクアラルンプールでは、現地の気候も必要な服装も異なります。
前半と後半で荷物を準備し直せたことは、大きなメリットでした。
旅行の合間には、体を休めたり、次の旅行の準備をしたりする時間も取れました。
世界一周航空券というと大がかりな旅に感じますが、2回に分けたことで、私たちにも利用しやすい旅程になりました。
注意したい点
世界一周航空券を2回に分けても、追加費用がまったくかからないわけではありません。
私たちの場合、前半と後半の間に福岡へ戻るため、次の国内線航空券を別に購入しました。
- 前半終了後の羽田―福岡
- 後半開始前の福岡―羽田
成田―羽田間の地上移動にかかる交通費も必要です。
また、別に購入した国内線航空券は、世界一周航空券とは別の契約です。
遅延や欠航が起きても、原則として次の国際線への乗り継ぎが保証されるわけではありません。
特に後半の出発時は、福岡から羽田への便が遅れても国際線に間に合うよう、十分に時間を空けておく必要があります。
世界一周航空券のルールや組める旅程は、出発地、利用する運賃、航空会社などによって異なる場合があります。
同じような旅程を検討する場合は、購入前に発券を担当する航空会社や旅行会社へ確認することをおすすめします。
まとめ
私たちは福岡を出発地にし、前半の旅行を成田で一区切りにしました。
その後、一度福岡へ戻り、数カ月後に羽田から後半の旅行を再開しています。
途中で福岡へ戻るための国内線航空券と、成田―羽田間の交通費は別に必要でした。
それでも、世界一周航空券を夏と冬の2回に分けたことで、長い休みを取れない私たちにも利用しやすい旅程になりました。
世界一周だからといって、何カ月も旅を続けたり、一度に多くの国を訪れたりする必要はありません。
自分たちの休みや予定に合わせて旅程を組めることも、世界一周航空券の面白さだと思います。
実際に利用した全ルートと航空券の総額については、こちらの記事で紹介しています。
※世界一周航空券の規則は変更される場合があります。この記事は、私たちが実際に発券・搭乗した際の体験と、2026年7月17日に確認したスターアライアンス公式情報をもとに作成しています。


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